理事長
池尻良治

医療法人宏和会 池尻歯科医院 理事長

1977年、愛知学院大学歯学部卒業。79年、大阪淀川区で池尻歯科医院を開院し89年に医療法人宏和会を設立して理事長に就任。ライトタッチレーザー研究会会長、ライトタッチレーザー国際指導医(シネロン社認定)、バクテリアセラピー指導歯科医師(日本バイオガイア社認定)国際睡眠時無呼吸アカデミー(ISASA)会長、子供の睡眠と噛み合わせを守る会長、などを務めると同時に、食育、歯周病、歯内療法、顎関節症、ライトタッチレーザー、睡眠時無呼吸症、小児矯正装置ビムラー、オーラルIDによる口腔がん検診などをテーマに、全国各地で講演活動を行なっている。

現在の仕事についた経緯は?

私の母が非常に歯が悪く苦労していました。今から思うと 原因は甘いものの取りすぎ(回数が多い)です。高校生の時に上顎は総入れ歯 下顎は部分入れ歯になりました。顔つきも変わり非常に下手な入れ歯を作られたのを記憶しています。噛めない 見てくれも悪いので数件の歯科医に掛かったのですが満足できるものはありませんでした。それで歯科医を目指したといううことです。

卒業して5年目に母の歯を2年近くかけて治し、非常に満足してもらいました。めざしやアワビも食べれると喜んでくれました。

仕事へのこだわり

歯が健康にとっていかに大切かを患者さんに説明し 抜歯・抜髄(神経を抜く)のない歯科医院を目指しています。人間の持つ自然治癒力を最大限に生かすため、正しい食生活、運動、睡眠の大切さを説明しています。

硬組織も削れる最新型レーザー治療器を応用した治療で痛みなく歯を削り、ほとんど神経を抜かない 歯を抜かないことをコンセプトにしています。今まで培ってきた技術を広く伝えるためにライトタッチレーザー研究会の会長を務め、積極的に講演活動を開催し歯科医療の発展に尽力しています。また潜在患者500万人と言われる「睡眠時無呼吸症候群」において「歯科医師」という患者様の口腔内にもっともアクセスしやすい立場から治療を取り組み、実績を上げています。30代40代の方たちの睡眠時無呼吸をコントロールすることにより 将来の認知症の予防につながるというデータもあります。「良い睡眠」を得るためのノウハウを明らかにした著書 「いびきの歯科治療で心と体をリフレッシュ」を執筆しています。

インプラントは長期の予後が見通せないため行っていません。インプラント施術後3年で4割の人にインプラント周囲炎が起こっているとの報告(NHK)があります。インプラント治療は将来的に患者様が介護を受けるようになった時に問題が起きる確率が高いと心配されるため 当院では行っていません。患者様に寄り添った治療法を行うように心がけています。健康である為に一番大切なことは予防であり 患者さん自身が正しい知識を持ち手入れが出来るように指導や協力をしています。開院40年になりますが90歳以上の患者様など30年以上リピートして来院いただいている患者様も多く他の歯科医院で満足な結果を得られなかった患者様も多く歯科の駆け込み寺として多くの方からの信頼を得ています。

今後の目標

現在日本では歯科医院が乱立しているが 本当に良い歯科治療をする歯科医師はわずかしかおらず患者様が最適な治療を受けられるケースは限りなく低く、多くの歯科医が治療の基礎をおざなりにして、安易にインプラントにする傾向にあります。歯科治療の重要性を知り 良い歯医者と悪い歯医者を見極めることが患者様には必要になっています。「この歯痛くなったらいけないから 神経抜きますね。」「この歯痛くなったらいけないから 歯を抜いてインプラントにしましょう。」歯科医の一言は重い。安易に神経、歯を抜くのは良くない。初診の次の約束ですぐ抜歯・抜髄と診断されるのはおかしいと考えています。明らかに駄目な歯は早く抜歯をしたほうが良いが 通常抜歯を決めるまでにはいろいろな処置をして回復が見込めない歯に限られます。健康寿命は歯科医が頑張れば大幅に伸びると思っています。そのためには自分で自分の歯が管理できる患者様を歯科医師の力で増やすことが大切だと思っています。