医師
櫻井洋平

BiBi犬猫病院 院長

麻布大学獣医学部獣医学科卒業。獣医師免許取得後、横浜市内の動物病院に5年半勤務。その後、千葉県内、宮城県内動物病院に勤務後、2016年11月仙台市にBiBi犬猫病院を開院。

現在の仕事についた経緯は?

幼少期から犬や猫を飼っており、動物に触れる機会が多く、自然と動物に携わる仕事に就きたいと思うようになりました。そのような仕事として、幼い自分がすぐに思いつくものが「動物のお医者さん」でした。幸い獣医の大学に入学でき、そこで様々なことを学び、さらに獣医という職業にやりがいを感じました。大学では研究室の仕事で、大学付属の動物病院で診察や治療、特に手術などの手伝いをする機会に恵まれ、専門的な二次診療に興味を持つのと同時に、そこに紹介されてくる過程で必ず通る一次診療の重要性を実感しました。卒業後、一次診療に携わりながら大学病院の研修医として経験を積み、一次診療を主としながらも二次診療のような高度な医療も提供できるような病院を目指そうと思い、現在に至ります。

仕事へのこだわり

当院は一次診療を行う病院ですので、健康な動物から病気の動物まで様々な状態の動物たちと飼い主様が来院されます。特に飼い主様の動物に対する考え方や飼い方などは人それぞれで同じものはないので、飼い主様それぞれがどのような考え方で動物を飼っているのか、病院に来てどんなことを希望されているかを考えながら診察することを心がけています。ですので、偏見や思い込みなど極力持たず、常に初心を忘れずに丁寧に一人ひとりの飼い主様に接して、「来院してよかった」と思っていただけるような病院にしたいと考えております。

そう思えるようになったきっかけ

大学卒業後、一次診療病院に勤務するようになり、「やる気に満ち溢れていた」自分はどのような飼い主様にも教科書通り、必要な検査を飼い主様に話をして多くの検査を行い、治療を行うことに必死になっていました。その姿勢はもちろん今でも悪いことだとは思いませんし、新米獣医師にはとても重要なことだと思いますが、飼い主様それぞれいろんな環境で動物を飼われていたり、飼い主様の動物に対してやってあげたい範囲、やったあげられる限界も様々で、飼い主様が動物病院に対して望んでいることも人それぞれで異なることを診療に携わっていくにつれて学んでいきました。教科書通り、論文通り治療するだけが飼い主様や動物にとって最良の治療ではないということを実感しました。むしろ飼い主様が考える、「動物たちにしてあげられる範囲」内で最大限できることを考え抜いて検査や治療を提案するのが一次診療に携わる獣医師に最も重要なことで、腕の見せどころだと思うようになりました。そのため、診療するたびに「飼い主様がどの程度の医療まで望んでいるか」を常に考えながら、その中でも検査や治療の選択肢を多く提供できるように日々努力しながら、丁寧に診療にあたろうと心がけています。

今後の目標

一次診療に携わる獣医師として、専門的な分野に絞らず全般的に診ることはとても大事なことです。しかし、獣医療の進歩や飼い主様の意識の向上から、動物たちの平均寿命も年々伸びています。それと同時に老齢期になりやすい病気もよく目にするようになります。動物の死亡原因の多くはガンや心臓病などが挙げられます。そういった中で、専門的に腫瘍や循環器を診察することは、飼い主様にとってとても心強いものになるのではないかと思います。今後はそのような専門的な分野にも力を入れていき、多くの飼い主様や動物たちの健康で充実した生活を送る手助けができる病院づくりを目指していきたいと思います。また、そのためにはこれから獣医師を目指す、獣医師になったばかりの若い人材の育成は必要不可欠です。同時にその診療を支えてくれている動物看護師の存在も絶対に必要です。そんなスタッフが成長してくれるような病院づくりも目標の一つです。